レズ・ゲイデー

今日はレズ・ゲイデーです。

昨晩に友人のJさんが土曜日は彼の日だというので、ふーんおもしろそうだから明日はブリュッセルにいようと決断しました。
ブリュッセルはニューヨーク、アムステルダムに次ぐゲイ・レズの三大都市なのです。
ゲイ、レズの友達もいるのでもう慣れっこだと思って、無防備に構えていました。


夜10時半からちょっと日常が変わってきました。カフェにPC持ちこんでブログ書いてました。ふと眼をあげるとまわりは男性だらけ。女性は私と店員さんだけ。
カフェの席はテーブル挟んで椅子と5メートルほどの長ソファの向かい合わせなのですがゲイカップルの皆さんはベンチ席を選んでに2人でぴったり体をくっつけて隣り合わせで座ります。ソファ席だけ異様に圧迫感があります。11時過ぎに一足早めに退散。


朝パンを買いに外に出ると、道に屋台が出始める。まあ文化祭程度のお祭り騒ぎかなと身構えていました。
10AM 、巨大なスピーカをのせたトラックが到着。マドンナの曲(Confessions on a Dance Floor に収録されていた)がなり始め、ノンストップ。

ピンクのTシャツ着た男性人カップル、トリオが通りに。
2時頃に友人とパレードを見る約束をしました。


すごし。


アンスパッハ通りを封鎖。ゲイとレズを乗せたオープンカー、それに混じって選挙活動の宣伝カーがゆっくり走り、まわりにレインボーカラーのストールや花飾りをかけたカップル。写真、写真。大通りに白装束をまとった男性4人組を乗せたオープンカーが到着。一人は白衣のボタンを第三まではずし脇の高さまでずらして際井戸い位置まで。チューブトップ状態。腰をくねくね。もう一人はボンネットに腰掛け、左手には皮をむいで上半分がかけたバナナ、右手にはコンドームにバナナの上半分をいれる。口に細長い風船をくわえてふくらますパフォーマンス。昼の3時ですよ。通り過ぎる人は彼らにキスしていきます。すごい熱狂ぶりです。

自宅前から200メートルほどホットドック(意味深だな)やエスカルゴ、チュロス、駄菓子の屋台が並びます。普段夜に店を開けるバーが昼間からドアを開け放ち、中には男性客でいっぱい。このとおりは道いっぱいに人が広がるのは珍しいんですよ。


この記念すべきパレードは1990年にWHOが同性愛を疾患とされる症状リストから外したことを記念して2005年に始まったものらしいです。レインボーカラー5色が彼らの色です。もちろん女性も。
この解放感。女性も男性も堂々と手をつないで、ステージの前では腰をぴったりあわせてセクシーダンスを披露。自宅前には10件以上カフェ&バーがあるのですが、店前では抱き合いキスするカップルがあとをたちません。

いつものカフェの店員さんの人数も人員倍増。ひっきりなしにくる観光客とカップルの対応に追われます。



三島由紀夫さんと美輪の映画の絡みのシーンが頭の中でずっとまわります。モノクロの名シーンでテレビでよく見る映像だけどどういう内容だったんだろう。帰国後に三島さんの文学をちゃんと読もう。