アート

今日フリーマーケットの周辺を歩いき食いしていたら、2年前留学行かれた先輩に偶然お会いしました。ホットドッグ屋に並んで写真撮っているところを発見したそうです。ブリュッセルは狭い!


今日は個展や本屋、お店をぷらぷら散歩しては日記帳に描いたり、とまったり。


気になったお店空間とアート



まずはノートルダム近くのアンティーク家具の通り

店のファサードからしてテンション高くなる。窓から椅子が降っってくる!という感じのディスプレー。危うし。

どっから取ってきたの?というものが多い。駅プレートほしがる人いるのね。ナミュール、リージュはベルギー南側の駅です。

他にもバケツ一杯の古いタイルとか。

椅子やクローゼット以外にもドアや流し台までなんでもある。
ここは店内もだいぶ過激です。
椅子を部屋いっぱいのたかさまでつみあげたり、流しの中にはみでるくらいの大きさのシャンデリアをつっこんだり。
部屋のどまん中にカヌーがあったり。
確かに海の男はかっこいいけど、、、、ちょっとね。



タッシェン本屋にて

”Tom of Finland XXL”をどうどうと立ち読みされている方をみた。Bigger Is Betterって。。。。建築の人ならピンと来てミースの言葉を思い出すのでしょうが、意味は字義どおりです。それ以上は公共の面前でみれないです。
他にもTaschenは過激なものを出版しているのですが、その名も”Penis”のタイトル本を大きく広げてる女性をみて、強いなあと。
逆に男性の方は”The Big Book of Breast"の表紙をちらっとみては恥ずかしそうに隣の映画棚に手を伸ばします。

Roy Stuart の写真も芸術とわりきってしまえば、数秒ならパラパラ。BDSMや女性の体に美を求める世界は読み手に勇気を求めますね。む、むり。




個展

Christopher Domaitreの写真がすごくよかった。大きなキャンバスにチェーンやボードを入れて、モノクロ写真をプリントする。ぼかしやスクラッチを大きく入れてあり、具合と配置が巧みで下地の味を最大限にひきだしている。町並みの写真や、ペンに真っ赤なインクでいまにも血がキャンパスから垂れてきそうなほどビビッドで、それでいて生々しすぎない。



小さな個展を何件かはしご。
たいていお客が1人、画家プラス画廊の3人だから絵画をみる態度が美術館とちょっと違う。姿勢を正してしまう。お気にの画家さんみつけました。Francoise STEURSさん

彼女は抽象画が主で、どれもすてきだった。一番好きなのは、2メートルかけ3,4メートルの茶色のキャンバスに真中に■。
黒の中に小さな女性のイメージ写真があり、バックグラウンドは村のある茶色。よーくみると、茶色の中に2センチ四方で、市街地地図のような幾何学模様が。他にも見たことないしみがいたるところに。
製作工程に仕掛けがあって、雑誌記事にあわせてベースを塗ったのち、ナッツの皮を砕いたものをを水でとかして塗って、かわかしたのだそうだ、そのときベース下地と反発して、いいあんばいのムラやヒビができる。


すべての絵に小さな新聞広告の切り離しを張り、その色にあわせた色の組み合わせ、ペイントの材料を選ぶ。
彼女の画風は、線はなく、キャンバスそれ自体を地面ととらえてランドスケープを作り出しているかのよう。

ご本人がいらして説明してくれた。出世したら購入する約束だけして去りました。