Mechelen

昨日、オースミップのKくんとMechelen行ってきました。ポーランドの同級生を誘ったのですが、いそがしいらしく。。。。暇人にとって、忙しいという言葉はうらやましくも聞こえます。わたしも心を無くすくらいのなにかに没頭したい。



Mechelen 「カリヨンの音も荘厳なマルガリータの街」
ブルーガイド、「わがまま歩き ベネルクス」)
ガイドブックってよくできてますよね。
だってどこの都市もグーグルマップでみたら同じだし、実際都市の特徴を20字以内で魅力的に説明せよなどできません。
なんだかよくわからないキャッチフレーズにひかれていってきました。

冗談はさておき、ここはネーデルラントがマルガレータの治世下にあった16世紀前半に女王が住む首都として繁栄していました。世界大戦で大部分がなくなりましたが、大聖堂や市庁舎が保存されています。すっごくかわいい街です。ユネスコ世界遺産に4回候補されました。http://maps.google.co.jp/maps?f=q&source=s_q&hl=ja&geocode=&q=mechelen&sll=35.46067,136.40625&sspn=33.260725,70.400391&ie=utf8&ll=51.045279,4.477959&spn=0.094542,0.275002&t=h&z=12

ブリュッセルともアントワープ・ゲントとも違う。リング状の道路が町をとりかこみ、まんなかをゆったりとした運河が通る。おだやかな空気で、建物は16世紀のものと現代建築、そして16,7世紀の建物のコンバージョン、リノベーションが多い。新旧がうまい具合に溶け込んでいて、ショッピングも、パリとは違った曲がりくねった道やスクエアにお店がならんでいる。中をのぞくとウナギの寝床のように予想外におくへおくへと続いていて、中にいくほどトップライトで別世界の空間に。さらに奥へは中庭が望める。通りからのひかり、上からの光、庭からの光と、いろいろな光の質と照らし方で商品もまたきれいにみえて楽しかった。


すべてがかわいらしく思えた。


おどります。美女の舞

はしゃぎすぎて落ちました。

この構造的に不安定な感じ。銅でこれだけ軽やかさをだせるんですね。
それもそのはず。構造的にぎりぎりをねらいHPシェルを使っていたりします。


聖ロムバウト大聖堂。がっちりとした塔を中心にかたちづくられた西正面の造形。ブラバンゴシック様式を代表する教会堂。
着工時には167メートルの予定が資金難で挫折。97メートルでベルギー1美しいらしいです。
ラッキーにも工事中でゆーったりとした作業工程がみえました。
クレーン車になにもつんでいないまま上にあげては30分後にそのまま下がってくる。なにをしたいのやら。。

この掘り返しているかんじ。つかのまのランドスケープデザインですね。


運河でスケッチしていると、工事のおじちゃんが陽気にはなしかけてきました。たった全長20メートルの道路を4年かけて工事しているらしいのです。4人もいるのに4年かよ!冗談もあるとは思いますが、作業はにほんよりもゆーったりとしています。


他にもバックグラウンドを聞くと突っ込みどころ満載の建物が多い。市庁舎は3タイプの建物からできていて、14世紀の大火などで建設ストップしては商人の店になったり、議会上のために計画されたが建設途中で宮殿にと、用途変更をくりかえして現在の市庁舎に。


建設もゆったりしているからこそ、新旧がうまい具合に溶け込んでいるのですね。
新旧