Museum Night Fever

なるものにいってきました。10ユーロ払えば夜中ブリュッセル市内の美術館に回れるというもの。
バスも乗り放題なので友達誘っていったら、すっごい人でした。ブリュッセル中の若者が全員集まってるんじゃないかというくらい、ブリュッセルの夜の道をみんなが行き交って。美術館内も普段に比べて2倍の密度でした。

メインの美術館、ボザールは王宮周辺にあって、夜はこんなに人が歩かないところなのに、楽器美術館のあたりにぐわーっと集まって列をなしていました。暖色系の落ち着いた街灯の下は石畳をこつこつ叩く音もかき消されて、楽器博から流れる即興のミュージックと人の声でいっぱいで夜の活気がありました。

人が多い過ぎてバスに乗って遠出する気力はなかったけれども、夜道に友達とぶらぶら歩くのが楽しかった。美術館近くはなにもないから夜はめったにあるかない。グランサブロン以上にporte de hal周辺が明るかったのが印象的。このあたりは日曜のフリーマーケットが有名。美術館は14,5世紀の元城壁の通り門で、18世紀ブリュッセルの壁が壊された時に、美しくないネオゴシックのゲートもすべて取り払う予定だった。
"‘God’s beauty embraces death as well as life, fear as well as joy, what we might call the ugly as well as what we might call the beautiful. ”「神美は死と同時に生、恐れと喜び、そしてアグリーと呼ぶものと美しいと呼ぶものをすべてを含むのだ」、とだれかが言って、建築家Beyaertが1869年に「お城」の外観に建てなおしたもの。回り階段も内装も非装飾で質素ながら、元壁跡を取り囲む空地をちょっと庭園化して小ぢんまりちてかわいらしい。

友達からの受け売り。もし夜道ぶつかって絡まれトラブりそうになったとき。「おまえは男か女か?」と言われたら、"Are you stupid or blind?"と逆質問して去る。いや〜、無理無理。言えないです。



座って吸いたいときは人がいなそうでそこそこ明かりがあるところを選んで吸う。隠れた場所ではないけど、安全で人があまり来ないでも汚くない公共の場所を好む。喫煙のアチチュードはベルギーも一緒なんだと思った。さがせばあるもので、段道の通りがあって下町が眺められる景色がいいところ。地形にそった街の段差はいい。でもまだたばこは吸えないや。



アフターパティーを楽しみにしていたのだけれども、歩き疲れて会場にいって、あまりの人の多さにギブアップ。ディスコ会場は身動き取れない中で踊るどころじゃなかった。人が集まるところも周囲のばかばかしいおしゃべりがわかるようになれば、もっと楽しいんだろうな。


ばかばかしいといえば、ボザールの大ホールに4メートル四方の立方体とその上に植えられた3メートルの木の、ばかばかしいほどでかいオブジェをみました。土はリアルで天井が9メートルくらいだっから、キューブをみあげて「どうやって運んだんだろう?」とすんごい不思議。