6月 ”An image can take the place of a word in a proposition”

6月25日 
夕方荷物をまとめはじめる。本だけで段ボール2箱になった。紙やパンフレットためすぎかも。旅やブリュッセルの生活の思い出、感傷に浸る。ゆっくりやっていたら夜中までかかった。



6月26日
朝 マイケルジャクソン突然の死、事務所ではその話題でもちきり。
ブリュッセルは7月10日からビルディングホリディーで2週間デザイン・建設・作業がすべてストップする。最近事務所内、昼間は他事務所との会議が多い。




先日、マグリット美術館にいった。6月にオープンしたばかり。
日本を離れる前に、友人から「ベルギーと言えばマグリット」と言われてはじめて知った。おがち教えてくれてありがとう。パリ組の子が2月に「王立で闇の帝国ぜったいおすすめだよ!」と推薦してもらって、4か月たったいまやっとでみた。「やっばい」の言葉しかでない。ほんと実物をみれてよかった。青空の下、真っ暗な森。上半分は昼間、下半分は夜という矛盾した絵。木々の中に一件の家。暗闇の中、家の前に1本の街灯がぼーっと家の玄関前を照らしている。2階部分だけ雨戸が開いて、2つの窓から家の中の明かりが漏れている。

あり得ないでしょ、と思うけど、夏のベルギーの夜はそうかも。10時まで明るく青空がみえる。秋冬春の暗さがうそみたいだ。「闇の帝国」のわたしの勝手な解釈。「夏の夜。外にでて遊ぶのもよし、家の中でゆっくりするのもまたよし。」

マグリットのなかで私が好きな言葉
”An image can take the place of a word in a proposition”
「なにかいわんとしたとき、ひとつのイメージがひとつの言葉におきかえられる。」(reiko訳 あってるかな?)
何かを考えるとき、単語と一部分の言葉が宙にういている。「これって、こういう感じで」というときに「これ」を手でしめして、「こういうかんじ」を体で示したり。フランス語で"Comme ca!"ってすごく便利。言葉がわからなければイメージで示して。